アオリイカを活かして持ち帰る方法

アオリイカ飼育

エギングやヤエンで釣ったアオリイカ、美味しく食べたいですよね!

冷凍した方が美味しいとか、寝かせたほうがいいとかいろんな意見がありますが、個人的にことアオリイカに関しては新鮮なほど美味しいと思っています。

その究極の新鮮って、生きた状態ですよね!

今回はアオリイカを生きた状態で持ち帰る方法をご説明します。

アオリイカを飼育したい変態の方も参考にしてください!

釣れた時の注意点

アオリイカが釣れたら、注意してほしいことがあります。

タモで掬う

竿の力を使ったり糸を引っ張ったりして海中から上げると、触腕が伸び切ってしまい弱ることがあります。できればタモで掬ってあげてください。

地面に置かない

アオリイカの体表は、鱗などで守られていません。乾いた地面に置かると大ヤケドしてしまいます。地面に置かずに扱ってください。

素手で触らない

地面に置かない理由に通ずることですが、人の体温もイカにとっては大ダメージ。タモからスカリやバッカンに移すときは十分に濡らした手袋を使ってください。

釣り場での活かし方

バッカンで活かすのがベスト

できるだけ体表を傷つけたくなければ、スカリに入れるのはNG。実はスカリで活かすと体表が擦れ、壊死する面積が増えます。いい状態で持ち帰りたければバッカンに海水を汲み、その中で活かしてあげてください。ブクブクは忘れずに。

でもスカリでもなんとかなるよ

「バッカンにはアジが入っているし、仕掛けの準備に使うよ」
「イカが大きすぎてバッカンに入らないよ」
という方は、スカリで活かしましょう。死んでしまうことは少ないです。ただし、バッカンで活かすのがベストということは覚えておいてください。

袋で持ち帰る方法

用意するもの

分厚い袋

厚さ0.1mm以上の分厚い袋を使ってください。破れが心配ならば、2枚以上に重ねて使いましょう。

秋などの小さいアオリイカには、これくらいでOK。

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春の親イカなどは、このサイズの袋が欲しいですね。

酸素缶

携帯酸素スプレー 酸素缶 5L×6本 使用回数50〜60回(約1回2秒)

チューブやノズルなど、注入する機構が付いているとベストです。

袋へのアオリイカの入れ方

スカリで活かしている方は、アオリイカをバケツやバッカンに入れ替えてください。

次に袋の1/4程度に海水を入れます。
入れましたら、バケツの中のアオリイカを、海水ごと袋に流し入れてください。

袋の口を閉じて、酸素を入れてください。
下の画像では、ブクブクのチューブを酸素缶に強引につなげ、海水に直接酸素を溶かし込んでいます。

酸素中毒になるのでは?と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、5回ほど実施して問題はないです。

酸素を入れたら袋をゴムなどで縛って完成です。

バッカンで持ち帰る方法

バッカンで持ち帰る場合は至ってシンプルです。

バッカンにできるだけ多くの海水を入れ、酸素缶で酸素を溶け込ませ蓋をするだけ!
あとは水が溢れても大丈夫なように、ブルーシートを敷くなり、袋に入れるなりしましょう。3-4時間は問題なく運べます。

バッカンを海水でいっぱいにするのがコツです。
海水が中途半端な量だと車での走行中に波が立ち、アオリイカがビックリして墨を吐いてしまいます。ひとたびアオリイカが墨を吐くと、自分の肺に墨が詰まり窒息してしまいます。

バッカンか袋か、どっちがいい?

私は袋でもバッカンでも持ち帰ったことがありますが、バッカンの方がアオリイカの状態が良いです。

理由はおそらく

  • 袋が変形してアオリイカの表面を擦るため
  • 袋は透明(もしくは半透明)のため境界が分からず、アオリイカが動いてしまうため

バッカンは壁がはっきりしていて変形もしませんので、アオリイカの体が当たることが少ないため、状態良く運べるのではないかと思います。

ただし、目一杯に海水を詰め込むことをお忘れなく!

持ち帰るときの注意点

一匹一スペース

アオリイカを持ちかえるときは、同じスペースに2匹以上入れないでください。
お互いに体が触れるのを嫌がりますし、お互いの動きでビックリしちゃう場合もあります。

一匹が墨を吐いたら、呼吸ができなくなり全滅です。

エアコンで20度前後をキープ

アオリイカの適温は20度前後と言われています。エアコンで温度をコントロールしましょう。できればエアコンの効きやすい助手席の足元がベストです。

まとめ

いかがでしょうか。持ち帰るとなると気を付けることや荷物が増えて大変ですが、活かして持ち帰ることができたときの喜び、そして美味しさもひとしおです。ぜひ試してくださいね!

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