釣って楽しい!食べておいしい!
そんなアオリイカですが、「飼って可愛い!」んです!
私はアオリイカを釣るのはもちろんですが、飼育にもチャレンジしています。
今回は実際に私がアオリイカの飼育に使っている設備について、ご紹介します。
水槽
90cm×45cm×45cmの規格水槽で飼育しています。
これ未満の水槽での飼育は困難かと思います。
アオリイカは死因の1つとして水槽の壁に衝突することが挙げられます。
小さい水槽だと、ちょっと泳いだり驚いたりした拍子に、すぐ壁にぶつかってしまいます。
また、自分よりも大きい餌を食べるほどの大食漢のため、水の汚れるスピードが尋常じゃありません。
水槽が小さいと入れられる水の体積も小さく、一気に水質が悪化するんですね。
そのため、90cm×45cm×45cm以上の水槽で飼育した方が良いと考えます。
濾過槽
濾過槽はGEXのグランデ900という上部フィルターを使用しています。
これに、バクテリア付のサンゴろ材を大量(8Lくらい?)に入れています。
これ未満の濾過能力は推奨しません。
というか正直オーバーフロー水槽で飼育するべき生き物だと思います。(笑)
アオリイカの飼育はめっちゃ汚れが出ます。生きた魚を食べる、しかも丸のみじゃなくて齧りつくという…。頭はちぎって落とすというヤンチャな所まで兼ね揃えやがって(-“-)
水質悪化は主に食べ残しやフンから始まります。これらはタンパク質で出来ていて、フィルターのバクテリアによってアンモニア(超有毒)→亜硝酸(有毒)→硝酸塩(弱毒)へと変化します。
これを行ってくれるのが濾過槽や水槽の底砂などに住み着いているバクテリアです。
オーバーフロー水槽は水量や循環量も多く、ろ材を大量に入れるスペースがあるのでろ過力は最強です。
ただし、値段が届かなかったので私は上部フィルターに甘んじています。
ろ材、底砂
先ほどもご紹介しましたが、私はこれを上部フィルターのろ材としても、水槽の底にも使用しています。
培養が必要なためでしょうか、売り切れになっていることがありますが、バクテリアが付いているサンゴ砂になります。
水槽を始めるとき、ろ材や底砂にバクテリアが居着いていないと、汚れの分解が始まりません。
何も付いていないろ材を使用する場合はこの立ち上げ作業に数週間以上必要ですが、バクテリア付のサンゴ砂を使えば大幅に時間を短縮できます。
プロテインスキマー
前述のとおり水質悪化は、食べ残しやフンなどのタンパク質→アンモニア(超有毒)→亜硝酸(有毒)→硝酸塩(弱毒)へと変化することで起こります。プロテインスキマーはその大元であるタンパク質を泡に変えて取り除く優れものです。
私はこれを外掛けにして用いています。
毎日これくらいの量の汚れが浮き出ます。もちろん、毎日洗浄します。
サーフェスクリーナー
アオリイカは生きた魚を食べます。生きた魚が捕食されると、鱗や内臓、油分が出て海水の表面を覆います。こうなると見た目も酷いし水面での酸素交換が行われなくなります。
そこでサーフェスクリーナーとして、私はエーハイムのスキマーを入れています。
これの有無で水のクリア度が大きく変わります。また排水口から、そこそこの水流が生じます。おそらくそれが起因して、上述のプロテインスキマーに当たる水の量が増えてくれるのか、除去できる汚れの量が多くなった気がします。
照明
照明はコトブキのレイマックス600 を使っています。
900の水槽ですが、影を作ってあげたかったので、600を購入し、上から吊るして使っています。
この照明のいいところは、24時間の変化をゆっくりと調光してくれる機能です。
アオリイカは急な光の変化があると驚いて、壁にぶつかったり、最悪墨を吐いたりします。
このライトであれば、外の一日の光の変化と同じように明るさを調整してくれるので、その心配がなくなるわけです。
人口水草
GEXのこちらのシリーズを使っています。
申し訳程度にイカが隠れられるように設置しています。
シリコンで出来ていて、優雅に水流に揺られる様はまさに海中にいるようです。
人工海水
私の家は海から離れているため、人工海水を常にストックしています。
使っているのはテトラさんの人工海水の素。
今の人工海水は非常に出来が良いので、よっぽど問題になりません。
まとめ
いかがでしょうか。私が実際に使っている設備のご紹介でした。
初期費用は半端ないです。いや、飼育自体マジで大変なんですが…。
ですが安定して飼育できた時の喜びはひとしおですし、なにより優雅に泳ぐアオリイカは本当に癒されます。
是非、機会があればチャレンジしてほしいです。
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